【駆け込み朝活】番外編のキャラメをリリース
限定公開でどなたでも遊べるようにしてみました!
「あ~こんなことやってるんだ!」と雰囲気を楽しんでもらえればなぁと(=゚ω゚)ノ
【駆け込み朝活】番外編のキャラメをリリース
限定公開でどなたでも遊べるようにしてみました!
「あ~こんなことやってるんだ!」と雰囲気を楽しんでもらえればなぁと(=゚ω゚)ノ
わあ。さっそく遊んでくださりありがとうございます!
耳だしかわいい!
パーツ移動はこちらで可動域を設定できる項目で
制限するか悩んだ要素だったのですが、
その機能を活かして斜め向きに見せる1枚にびっくりです(*‘▽’)
おじゃまします便乗!【つぶらなモヒカン】
最初から背景透過になっていて、すぐにでもアイコン使用可能ですね!わーぉこりゃ便利
おまけも本編
https://picrew.me/ja/image_maker/41329
工房板でおはなししたのがこちらの《ななめーかー》さんです。交流BBSのアイコンを、こういうので作るのが流行った頃があったということで、教えていただきました。
ご紹介も兼ねて一発キャラガチャポン!
過去のお気に入り
便乗大歓迎!遊んでくれてありがとうですよー!
遊んでくれる人にはなるべく手軽、気楽に
ドット絵いじりの面白さに触れてもらいたい気持ちがあるので、
SO2のほうのドット絵ディタに持ち込んでも
すぐお店イメージに取り込めるように工夫してみました!
そして前髪パーツをモヒカンに使う発想がおもしろい!
目を下に寄せると幼く見えるのがまたいいですねー
うぉ~!かわいいキャラ!そして絵柄が好み!!
共有ありがとうございます!(*‘▽’)
キャラガチャの一期一会なところは自分もお気にいり!
元気いっぱいそうな褐色猫耳キャラも
青髪長髪の色気あるお姉さまもできてしまうなんて、、
素晴らしいッ(*ノωノ)
ショートヘアになってる!?かわいい!
頭の大きさが変わってちょっとだけ大人びた雰囲気に
なってるのもすごい ![]()
!?!
冠なんて実装したっけなーって思いながら見てましたけど
それ眼鏡だったの!?(=゚ω゚)
歴戦の猛者のような風格、、!
そして想像の斜め上を行く活用法で脱帽!
【キャラメーカー新パーツ追加のお知らせ】
試作段階ということで、このキャラ頭身で
一体どこまで攻められるのか、、
合う合わない問わずに、現在思いついたまま
パーツを詰めこんでおります(=゚ω゚)ノ
まず目のパーツ、4種類増えてます。
一番の攻めポイントで目の形と塗りの見栄え確認の
意味合いも込めているため使い勝手の悪いクセモノ揃い!
続いて前髪1種。長めのもので目にかかるくらいのものなのですが
これは無難に使いやすいかも?
そして服装。こちらはアウター、ボトム、靴、
新アクセサリーの帽子がそれぞれ1種類ずつ。
木工師をイメージして作りました!以上!
【冬なのでただただ最近聴いた曲の話をする会】
いや寒すぎる”
気づけば12月の中旬、イイ木材屋の天敵である寒さで
完全に冬眠態勢に入っております”
そんな月は体力的にも気分的にも
創作じゃアウトプットよりインプットが圧倒的に捗るんですよね。
そうそう久しぶりに「戦線のリアリズム」聴きました。
幼女戦記という作品のアニメ版挿入歌なんですけど
とっても好きな1曲となっております。
アニメ本編での流れるタイミングも相まって最高だったなぁ、、
うろ覚えなのでまた見直したい。
「目の覚めるようなリアルを」のところで映るターニャの目元で
これでもかと無情さと儚さと美しさが突き付けられる感じがたまらんのです、、
さてさて、とある歌い手さんがドイツ語版でカバーされていたので
今回はそちらも聴いてみたんですけど、
こーーーれがまたドストライク!!!!
衝撃を受けました、正直Miliの曲を聴いた時以来の雷落ちましたもん、、、
これだぁーーーーーってなってこたつから飛び出てメモに走り書きして
それはもうさっきまでテンションバカ上がりしてたんですけどね、、!!
自分が何故か半袖だということに後で気がついて
PC前で凍えそうになっております”
【突発勝手に描いちゃいました企画 第5弾】
またまたあすかさんにモデルになってもらいました。
前回許可もらっちゃったのでその延長で今回はクリスマス仕様に!
イイ木材屋 #87474
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⇩第1弾 虹之夢さんのとこのメアリーさんモデル
⇩第2弾 あお山羊さんのとこのちびやぎさんモデル
⇩第3弾 パレットさんのとこのアクジキくん&パレットくん
⇩第4弾 teさんのとこのハチ割れ猫メイドさん
リンクなし ※teさん周年のときにパール街板に貼りました
【メッセージ機能に関するお知らせ】
今の今まで気づかなかったんですけど
BBSのメッセージで過去に「メールアドレスは正しいですか?」
という通知が来てたみたいなんですよね(;゚Д゚)
、、って
原因探ってみてはいるのですが、どうやら私が定期的に
Google chromeの履歴全削除してるタイミングで起こっていたみたい?
メッセージ送ってくれた方々すみません、
知らないうちに送ってもらったもの受信できていなかったみたいです、、(土下座)
あと受信失敗通知が来てなかった理由も判明。
BBSでメールの設定項目欄にあるこの2項目!!
[離れている時のみ]になっていました。
ゲ製作業中は参考になりそうな記事ずっと開きっぱなんですけど、
どうやらそれが原因みたい。[常時] にしてみましたので
おそらくこれで素早く通知をキャッチできるはず、、!
【TRPG風ショートストーリー企画の第一弾】
↓ルール説明・詳細はこちら(今回は参考程度にしています)
この物語は約6000字あります。
(ショートで練習するつもりが想定外の長さになってしまいましたッ)
また、組合「 森の創作秘密基地」に100文字単ずつ
書き込む形で執筆していたため、文章中に区切りが多くなっておりますが仕様です。
【1日目】
ある晴れた日、熱帯雨林に囲まれた土地に君はやってきた。
見習い錬金術師の君は薬草を調達すべく近所の店を数件訪れたものの、
どうやらどこも今の時間は営業していないようだった。
これでは肝心の品が作れないではないか。
…そういえば輸送枠は空いていただろうか。
空いていれば他の街から取り寄せることもできるだろう。
さっそく妖精さんに確認をしてみよう。
【1d100⁼30⁼ 成功】
輸送枠は空いていた!
君は薬草の注文を入れ、無事他店から買いつけることができたのだ!
急いでその日のうちにポーションの仕込みを済ませると、
他にやることもなくなり床に就いた。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
【2日目】
てーてれってっとー♪
高らかに鳴り響く、陽気で軽快な音色とともに君の1日は始まる。
なにかしらの作業を終えるといつもこうして
お手伝いの妖精さんが連絡しにきてくれるのだ。
昨日仕込んだポーションが出来上がったのだろう。
さて作業室の様子を見に行くと、そこには…
【1d100⁼91⁼ 失敗】
机の上に収まりきらないほどの量の、
出来立てほやほやなポーションたちがある…はずだったのだが。
なんということだろう。 ところどころ、床に中身をこぼした形跡がある。
さらに液体自体が鈍色に変色し品質水準に満たしていないものも合わせると、
予定の3割ほど生産量が減少したと見ていいだろう。
妖精さんはすこし申し訳なさそうな表情でこちらを見つめている。
君は妖精さんに労いの言葉をかけ、いっしょに部屋の掃除をしながら
次の予定を考えることにした。
錬金術師――、全ては薬草から始まりエリ草に収束すると
聞いたことがある。 その昔実家の近くにあった広場に佇み、
ひたむきにハットゥにエサを与えていたおじさんからの情報だ。
より純度の高いポーションとエーテルの2つを寸分違わず
等量で調合することで生まれる奇跡の薬、 どんな病もこれ1つで
たちまち快復へと向かう……そう高らかに謳われていたのは
ついこの前までのことで。
実際の効能は、ただ噛んだら最高に気分が
よくなるだけだったそうだ。病は気から、とも聞いたことはあるが
まさにそのことわざを体現しているかのようである。
「徹夜明けにかじっている暇があったらあんたちゃんと寝なさい!」
よくおふくろに口うるさく言われてたっけ。
君はふと思い出した笑い話を懐かしみ、掃除の手を止めて
窓の外に思いを馳せた。
眩しいくらいの日差しに目を細めたところで、
いっしょに掃除をしていた妖精さんが 自分の名前を呼びながら
視界の端に入ってくる。
店の清掃用に常備していたはたきの在庫が
そろそろなくなるようだ。ちょうどいい、今日は絶好の散歩日和。
妖精さんの情報によると、店から北東に位置する
レッド川の下流にはたきを扱っている店があるとのこと。
たまにはそこまで歩いて買いに行こう。
君はお手伝い妖精に店の留守を任せると、
早々に身支度をして出かけたのだった。
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暖かな日差しを全身に浴びながら、君は舗装された道の上で
歩みを進めていた。 これでも体力には自信がある方だ。
……とはいえ、長く歩きもすれば
さすがに肌にまとわりついてくる蒸し暑さが
じれったく、必要以上の疲労も覚えたりするものだ。
意外と知られていないかもしれないが、
ここレッド街のおよそ3分の1を
この高温多湿な熱帯雨林が占めている。
いっそ雨でも降ってくれた方が涼しげでいいのだが、
それはそれで次の日の湿度の高さを思うと
何とも言えない気持ちになるのであった。
おっと、ハート橋が見えてきた。
君はレッド川をまたぐ橋まで差し掛かると、待ってましたと
言わんばかりの足早で近くのベンチに腰をかけ、一息つくことにした。
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しばらくの間ぼーっとしていた。
ある時は頬杖をつき、ある時は両手を空高く伸ばす。
そうかと思えば今度はベンチの背に勢いよく思い切り
大きくもたれかかって、言葉にならないうめきを発してみたり。
休息のひと時を余すことなく堪能し、そろそろ重い腰を上げて
立ち去ろうとしたところで君は奇妙な物を目にしたのだった。
それは……
【1d100⁼36⁼ 成功】
誰かが置き残したであろうなんてことのないただの釣り具、
そして隣にあるのは謎のオレンジ色の液体が入っている魚桶。
使われてからまだそんなに時間は経っていないようだった。
どこかの漁師がここで釣りをし、何らかの理由で
その場を離れたのではないかと自分なりの推測をしてみたが、
この桶は一体……。もう少し調べてみようか?
【1d100⁼8⁼ 大成功】
注意深く観察を続ける君は――おそるおそる顔を近づけてみた。
鼻腔をくすぐり広がる清涼感のある匂い、
それはさながら喜びの朝日を全身に浴びた採れたて薬草の新芽のよう。
加えて、甘味さえ感じさせてしまうそんな香り高さの中に残るは、
堂々たる王を彷彿とさせる存在感!
何故だろう、思わず膝をついてしまいたくなるほどだ。
そしてなによりもだ。 今すぐこれを口にしてしまいたい、
そう強く魂さえ揺さぶってしまうほどの魅惑的で
心地よいツンとする刺激……。
瞬間、頭の中で突如として電撃が駆け抜けた!
バラバラになった点と点が瞬時に繋がる。自分はこれを知っている!
「ヌシ酒だ!!!」
以前に1度だけ、漁師の友人が切り盛りする店で試飲したことがある。
そんじゃそそこらじゃめったにお目にかかれない代物だ。
それだけにあの時覚えてしまった独特な香りと感動を
今でも鮮明に 思い出せてしまうほどなのが罪深い!
君は高鳴る胸に思わず拳を強く握りしめ、
思わぬ再会に思いのまま雄たけびを上げかけたが――。
「……でもだ。なぜこんなところに?」
我に返ってしまった。
夢から強制的に引き戻されてしまった君は落ち込む気持ちに
どれほどの時間、がくりとうなだれたことか。どんまいだ。
ヌシ酒。それは淡水海水問わず生息域を広げている
「ヌシ」と呼ばれる魚を、 生きたまま魂の水に漬けたものである。
その核とも言えよう「ヌシ」は 100の漁に1匹拝めるかくらい
希少ゆえ市場でも入手困難なのだ。
さらに醸造の下準備に伴う手間の多さや難しさが相まって、
並の漁師じゃまず作れはしない相当高価な代物となっている。
……君はしばらく考え込んでいたが、答えが出るわけでもなく。
なんと気づけばもう日が傾きかけていた。
急いでここを発たなければ店が閉まってしまう時間だ。
謎の解けない消化不良感、そして目の前に置かれている
無防備な酒に 手を出せないこと……ただそれだけが名残惜しい。
「こんなところにもう置くなよなぁ! まったく!」
誰に届くはずもない捨て台詞を置き去りにして、
逃げるように駆け出したのだった。
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「またのお越しを~」老店主のなごやかな声を背に浴びながら、
はたきの入った大袋を抱えて君は店を出た。すっかり日が暮れてしまった。
肩で息をしてしまうほどで、さすがに走って帰る気力も残っておらず。
ええいままよ。今日くらい夜の帳が下りる様を楽しみながら
ゆっくりと帰ろうではないか。
……しばらくして、再びハート橋を踏む。
薄闇に紛れたその橋は先刻とはまた違った顔を見せていた。
「あ、ハート!」 君がふと視線を落としたその先にあるのは、
床石に施された装飾用の赤い輝石。
よく目を凝らすとハートの形をしていたのだ。
淡い光を放つ輝石は実に美しく、 橋全体に等間隔でちりばめられた
それらは夜の暗がりであっても優しく足元を照らしてくれている。
どうやら魔力を込めた魔石を使っているのだろう。
昼では気づきもしなかった発見に君はどこか楽し気だ。
おもむろに顔を上げたその時――。
あれ……、視界の先でなにか黒い影が動いたような。
【1d100⁼12⁼成功】
君は得体のしれない感覚を覚え、注意深く観察してみることにした。
ぴちゃりぴちゃりと音を立てて這いずる影。
ふと動きを止めたかと思うと、さらにどぼんと1つ
大きな音を立てたのだ。
おそるおそる近寄ってみる。
ようやく周囲の暗さにも目が慣れてきところで、
影の佇む辺りには心当たりがあったのだから驚きだ。
「たしかあの場所は……ヌシ酒のあった場所?」
息をひそめ、君はさらに歩みを進める。
そして――――、 ついに黒い影の正体が明らかになったのだ!
「ぬぅ?」
赤く厚い唇、まあるい双眸、大きなヒレ。やや細長い黒くうねる体。
まっすぐな眼差しと無垢な興味がこちらに向けられる。
目と目が合ったその瞬間、君は悟った。
目の前のこの生き物がうわさに聞いていた『ヌシ』……なのだと。
「な、なあお前……こんなところでなにしてるんだ?」
最大級の疑問が口からこぼれてしまった。
言葉を発さない生物相手に投げかけるなんて我ながら
馬鹿げているとは思ったが、 今そんなことはどうだっていい。
「むぅ~」
ヌシはわずかに頭をかしげるような素振りを見せる。
が、案の定こちらの言葉の意が伝わるはずもなく。
ぱちゃぱちゃと桶の酒の中でのんきに水遊びをし始めた。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
……は!
あんぐりと開いたおのれの口をすぐさま閉じる。
目の前の状況を理解したつもりでいたが、やはりおかしいではないか。
野生にしてはあまりにも警戒心が薄すぎる。
それに自ら酒の中に浸かりに行く生物なんて聞いたことがない。
魚が平然と陸に上がってそこらを這いずっているのもおかしいじゃないか。
謎が謎を呼ぶ光景に君は頭を抱え、本日2度目の言葉にならない
うめき声をあげてしまったのだった。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
今日は例えようのない1日だった。
気分転換のつもりの外出が、前代未聞の珍現象との遭遇で一変。
こうも翻弄され疲れ果てることになるとは、誰が想像できただろうか。
どうやら人は、常識の通用しない未知に出くわすと
尋常じゃないエネルギーを持って行かれるらしい。
ああ……あの黒い生物の拍子抜けするほどの
ゆるい鳴き声が頭から離れない。 心配する妖精さんに買ってきた
はたきを託すと君はふらふらと自室のベッドに吸い寄せられ、
そのままボスンと倒れ込む。
すぅー……。晴れた日の暖かな香りと、
ふかふかの羽毛布団の優しさが身に染みる……。
「明日はハイポーションの仕込みと、それから……」
ぼんやりとしてきた
意識の中、その眠気の波に抗うことなく君は静かに寝息を立てたのだった。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
【3日目】
昨日の疲れもどこへやら。すっかり調子もよくなり、
なんと目覚めのいい朝だろう。 ヌシの名残を頭の中から
追い出すかように、君は作り置きしておいたポーションを
大鍋へ勢いよく注いだ。
ところどころページの擦り切れている薬調合入門を
頼りに、大きくゆっくりと釜ベラを回し続ける。 集中……集中……。
今日作成するハイポーションの出来はすでに完成された
ポーションの不純物をいかに上手く取り除けるかに
かかっているのだ。 火加減、混ぜる速度、時間――――、
その全てに狂いがあってはならない。
そんな事情も顧みず、なにやら遠くから
妖精さんの声がするようだが。
今はただ煮詰まっていく液体から目が離せない。 集中……集中……。
段々と妖精さんの声がこちらに近づいてきている。
珍しく慌ただしい声色をしている気もするが。
すまない妖精さんよ……あと少しでハイポーションができるのだ!
青色だった液体が次第に翡翠色へと変化していった。
そしてついに――!
【1d100⁼100⁼大失敗】
「オーナー! オーナー! お店の前になんだか
『ぬぅーぬぅー』鳴く見たことないお客さんがきてます!!」
なんということだろう。 君は反射的に釜ベラをその手から放してしまった。
瞬間、昨晩の”あの”光景が鮮明に蘇る。
珍奇にして人の心を惑わす黒のうねり、
そして頭の中で終わりなく反芻する『ぬぅ』。
意識が完全にそっちへ持っていかれてしまった。
呆然と立ち尽くし、ゆっくりと鍋底に沈んでいく釜ベラを
見送ってしまったと気づいた頃にはもう遅い。
完成間近のところでポーションの様子は一転、
ねずみ色の液体へと早変わりだ!
損害については……あえて触れないでおきたい。
腑抜けた君の背中をぐいぐい押して店の前まで
どうにか主人を連れて行こうとするお手伝い妖精。
手伝いの身と言えども商人の端くれ、お客様を待たせることは
本意ではないと判断したのだろう。
体格差もあってかオーナーの体は押しても押しても動かない……。
その時! お手伝い妖精はある秘策をひらめいた!
備品のスピードポーションをぐびりと一杯飲み干すと、
全身を使って君の腰の辺りに向けて思い切り力を加えたのだ!
「オーナーいきますよぉおお!!」
「あ、ああ……受付担当の妖精さん。
す、すまない、今すぐ行くって一体なにをおおぉぉ!??」
先ほどまで微動だにしなかった君の足はまるで
魔法にでもかかったかのように お手伝い妖精の押されるがまま
勝手に動きだし――!
疾風のごとく店の前まで連行、もとい案内されたのであった。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
まさか本当にいるとは思ってもいなかった。
彼の珍魚は自分の店の入り口で物珍しそうに
辺りをきょろきょろと見回している。 君は内心気が気でなかった。
平然を装いつつも、汗をぬぐうお手伝い妖精に
ひと言礼を添えて持ち場に戻るよう言い渡す。
2人きり……もとい1人と1匹になった。 気まずい。
が、どうやら腹を括るしかないようだ。
「ま、また会ったな。どうだうちの店、
おととい開店したばかりなんだ。綺麗だろ」
手始めに当たり障りのない話題を振ってみた。
おそらく、魚相手にどんな話題を振ろうと関係ないとは思うが。
何故か異様な緊張が走り、冷や汗が頬を伝う。
「ぬぅ~!」
ぴょんぴょん跳ねて、店の立て看板の辺りでくるりと一回転。
「ぬぅぬぅ~!」
あっちへ行ったり。こっちへ行ったり。
薬草を干すザルに顔を近づけて香りを嗅いで見せるかのような
仕草までしてみせたり。 どうやら気に入ってくれたのだろうか?
いや待て。惑わされてはいけない。
相手は自分が今までの人生で学び得てきた常識を粉砕する存在。
意図がわからない以上、気を緩める訳にはいかない――。
おっと……ヌシが勢い余って ザルに顔を突っ込んでしまった。
手のかかるやつだ。
「やれやれ」と井戸水で己の手を冷やし、
ゆっくりと体を持ち上げてやる。 間抜けた表情が拍車をかけ、
薬草まみれのその顔に思わず笑ってしまった。
意外とお茶目なヌシの様子に、先ほどまでの
君の警戒心も少しだけ和らいだようだ。
店の中を案内してあげたり、今まで気になって仕方のなかった
謎を図鑑を片手に尋ねてみたり。
相も変わらず、話しかけても間延びした鳴き声が
返ってくるだけだったが、 改めて共に時間を過ごしてみると
それも次第にもうどうでもよく思えてきてしまった。
動物様の純粋な愛嬌の前にはな、人は勝てないのだ。はは。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
日も暮れて、駄目になってしまったハイポーションを廃棄しながら
君はこの土地に来てからの出来事を思い返していた。
新天地への胸の高まり、蒸し暑い熱帯林、
道端に置かれていた高級酒、 期せずして交流することになった
変わり者のヌシ。 そして――。
何故か今も自分の店の中を呑気に闊歩する、ヌシ。
どうしてこうなってしまったのだろうか。
懐いてしまった黒い魚を横目に君は過去一の、
それはとても大きな大きなため息をついたのだった。
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1日目:薬草(輸送注文 成功→購入)、
2日目:ポーション(製造 失敗→3割減)
3日目:ハイポーション(製造 大失敗→全廃棄)、ヌシ(友情ゲット)
【ED どうしてこうなった】
一気読みしたー!めちゃ面白かったです。
「長いぞ!」の案内(親切)でちょっと不安でしたけど、区切りが心地よくて、じぶんは軽やかに読めました。
まじですか!ありがたや!
初の試みで文の長さ的にも構成的にも
手探り状態だったんですけど、楽しんでもらえるような
物語になっててよかった!
決定的瞬間に100ファンブルを引く運命力よ(‘ω’)
でも結果としてヌシと仲良くなれたなら、これは1クリティカルなのかもしれない。
とりあえずヌシが可愛い!