【イメージ決定】レシピ#つづら折りの息吹【レシピ小話+追話有マス】

こんにちは。木こりの網里亭#33681といいます。
新レシピイメージのため皆さんのお力をかしてください。
イメージ募集は9月9日まで。翌10日にお礼のお渡し予定です。
提案スピポ3本、採用スピポ30本でよろしくお願いします。
以下進むほど調子に乗ってますので、もう十分だと感じたらそこまでで

詳細
レシピ#7625

要望ポイント等

  • 風属性魔法アイテム(最重要)
  • 蛇腹型もしくは糸みたいに束ねてある房型(どうでもいい)

田んぼとかが風を受けて波のようにうねっている時なら折りたたんで圧縮出来ないかなあという想像によるものです。詠唱する魔導書系ではなく、あらかじめ込められた魔法を解き放つ系。
薬草・色草は草原、魂の水はスピリット、鯉のぼりで風をはらむイメージ。

当初は石工と錬金術師をつないで、ゴーレムやスノーマンへとつながる、原始的な生命の萌芽として漠然とストーリーがあったのですが、木こりソウル(おじいちゃん)が私を忘れたか?と囁いたので、結局木こりになりました。木こりって漁師と並んで一番彼岸と近い存在だと思うんす。そんな彼らだからこそ錬金術師とは違う魔法を扱えてもいいのではないかと。

レシピ小話

錬金術師たちの台頭はめざましいものだった。ことに魔石やグリモワールを用いた魔導生物の誕生は住民に大きな衝撃を与え、魔法とは彼らの用いる知恵と技術だという認識はもはや島全体わたったことだろう。

これに反論する者といえば、いわゆる”魔法使い”たちだ。彼らは言う、
「魔法というのは、”えれめんと”を用いる事をいうのであって、奴等のは”えねるぎい”を用いた”えれめんと”の利用であるからして、断じて魔法などではなあい!」

「それが何だというのか。つまりは同じ事ではないか。」の一声が半ばあきれたように叫ばれる。それで彼らは一笑に付されて終わり、これが毎度の運びであった。もう彼らの言葉が住人たちに届くことはないのだろう。懐古趣味の老害連がまた、という見解の一致は揺るがない。

諦めは魔法使いたちにとっても同じようだ。”えれめんと”はもう枯れかけてしまっているらしい。それ自体というより、汲み上げられる”魔法使い”が途絶えつつあるのだという。彼も後継者がいないまま年が過ぎ、衰えゆく自分と、孤独に斃れたという仲間の噂を聞くにつけ、危惧の念から何度も無駄と知りながらも声高に叫ばざるを得ないのだと。

「わしもな本当の所はわからないんじゃ。実際、魔法はなくても今の世はよほど便利なくらいに回っている。でもな、”えれめんと”を認識出来なくなった時世界はどうなる?。魔導に働くとされる神話的存在で、今ではすべて代替物で補っているとなったら?・・・それでも世界は回っているんだろうが、その世界の様相をわしは想像しようと思わんな。」

噂の変人に直撃インタビュー、という興味本位で一日ついて歩いたのに、案外にまともで、深く考えてることを知ってしまった。
うちの祖父も変人と言われて、関わりもろくになかったけど、もしかしたらこんな感じだったのかも知れない、と余計な親近感がわいてしまうのは疲れたからかなきっと。

そんな彼の顔にもだいぶ疲労の色がでていた。心身の衰えは止められず、今となっては唯一扱える風の”えれめんと”を取り零さぬよう、草原に構えた庵に寝起きするのだというから大変に違いない。

もう今日は疲れたから、ここでお別れじゃ。そう言って離れてゆく彼を追うように一陣の風が吹いた。私の見間違えだろうか、彼の足下に一匹の白蛇が現れ、お互いに視線を交わすかのように止まったのだ。呆然と眺める私に、ふいに振り向いた彼が
「それじゃあ、またな」

~Fin~

アニメ風予告

「いやいやいや、才能なんてないし、蛇だって見てなーい!」
私の前に立ち塞がるのは、え?あの時のおじいさん!私は魔法使いになれるっていうけど、全然そんなの望んでないし。修行だなんて絶対に嫌!でもこんな時に限ってお店で大ミス!店長!私妖精さんより頑張りますから、クビにだけはしないでくださーい(泣)
次回!「風は見えない触れない?」お楽しみに!

「いいね!」 5

こんにちは 竹下牧場です

つづら折りな感じも、解き放つ感じも描けなくて、折りたたむ感じかつ閉じ込める感じです伝わるかな…
草原が波打つ感じすら表現できずただの景色みたいな、つまり要望はほぼ無視されています!!!

レシピイメージ

竹下牧場 #48353
レシピイメージ 竹下牧場 #48353

竹下牧場さんこんにちは、網里亭です

なにをおっしゃいます、どこも無視されてなんかないですよ!
爽やかな色合いにアクセントを加える中心は鯉のぼりでしょうか
グワーッとまとめ込まれていきそうな素敵なイメージ案をありがとうございます

滑り込みで失礼しますΞΞΞ⊂ ´⌒つ´∀`)つ

壮大(?)なストーリー!
説明文の文字数では語りきれないものを垣間見られるのワクワクします(◦´꒳`◦)
公式でも説明文の下に(普段は折りたたんで)展開できるストーリー機能みたいなの追加されるといいんですけどね〜…
とまぁそれは置いておいて

レシピイメージ

瓶詰め地獄工房 #46366
レシピイメージ 瓶詰め地獄工房 #46366 レシピイメージ レシピイメージ



こいのぼりに草原の息吹を封じ込めたアイテム、なイメージで描いてみました。 (口の中に見えるのは一応草原です;)
こいのぼりを蛇腹にして辛うじて葛折り感を。おそらく魔法を解放したら普通のこいのぼりに戻ると思われます。リサイクル大事。
草原は薬草+色草なのでルノワールとかモネ的な印象派っぽいイメージで…表現出来てないですが( ´_`)
2種目は風魔法感強めVer.で吸い込んだ草原の風がこいのぼりの身体にトルネードとして形成されているイメージです。

※今気が付きました。分類:本じゃん…!!本要素一ミリもなくて本当にすみませんヽ(;▽;)ノ
アレです、よくある本の付録的なやつです! 蛇腹なのでコンパクトに畳めるし…!(やけくそ

★フォロー頂いたものの、このままじゃあまりにもあんまりなので、急ごしらえではありますがちょっと本要素ありきのイメージ追加
レシピイメージ


蛇腹式書籍を拡げて魔法を解放(あるいは逆に畳んで封印)している様子

「いいね!」 1

瓶詰め地獄さんセーフ!むしろウェルカムです!網里亭です。

本要素ないどころか想定の100%ですよ。つづら折りにたたみ込んで、開いて使って閉じてしまうその形のみで本文類にしておりましたので!
ぼんやりレシピの要素を組み込んで具体的なイメージ・バリエーション案とありがとうございます。

☆蛇腹型本の追加イメージありがとうございます。

竹下牧場さん、瓶詰め地獄さん、イメージの提案ありがとうございました。

採用は瓶詰め地獄さんの鯉のぼり左%E3%81%A4%E3%81%A5%E3%82%89%E6%81%AF%E5%90%B9 にいたします。
この案をいただいて私のレシピに対する空想が発展させてもらえましたので、こちらに決定いたしました。

スピードポーションのお渡し

  • 瓶詰め地獄さん39本
  • 竹下牧場さん3本

ご注文お願いします。
ご協力本当にありがとうございました。

レシピ小話その後

なんで失敗する時は材料暴騰していて、何でもないときは安いのか。この法則を解明して保険屋でも始めれば大儲けでは?

などと空想に浸るくらいしか仕様がない。今回やらかしてしまったせいで、働いていたお店から解雇されてしまった。
余計な事しない、文句を言わない、妖精たちに切り替えるのだそうだ。
確かに今はなんでも妖精さんにおつかいしてもらえるから、人の姿もあまり見なくなったもんな。

「もう実家に帰ろう・・・」

そう思わず漏らしたものの、その実家にいられず出てきた町でようやくの働き口だったのになあ。

「ならば早速ゆくか」

またよりにもよって、変な人に絡まれてしまった。
うんざりして一瞥くれてやると、変人と噂される自称魔法使いだった。
以前戯れにインタビューしてみたところ嫌に気に入られてしまってこうしてしばしば現れては、一緒に魔法使いになろうというのを聞き流し聞き流し、都度追い返すもまるで懲りない。
でもね、このタイミングではさすがに自棄になっていたのもあって、うなずいてしまったんだなあ。

そこからは驚きの連続で、魔法使いアピールのためのでまかせだと思っていたことはすべて本当だった。
ただ草の庵で寝起きすることだけはせめてウソであって欲しかった。

むしろそれ以外では生活はことのほか良好で、あの妖精たちがどこでももてはやされる理由が痛いほどに分かってしまう。
日常はさほど変わらない中でも、私は自称魔法使いという変なグループに足を突っ込んでこれから過ごしてゆくのだと、諦めとも言えず、安堵とも言えず、ため息を一つついた。

「いい子だね鯉のぼりちゃん、だから吐かないで!お願い!」
「たわけが!わしが子豚に見えるかあ!?」

拝啓、どこかの母上様
修行を初めてしばらく経ちましたが、今日も庵を吹き飛ばしてしまい、柱を建てたり屋根を葺く事ばかりが上手くなってゆきます。
師匠からは怒られっぱなしですが、以前のように追い出される事はありません。
まあ、その家がよく無くなるからかも知れませんが(笑)

そんな私でも少しは成長したのですよ。
鯉のぼりと一緒なら風を集めることが出来るようになったのです。
吹き渡る風を草原ごとおなかにしまい込む要領でやれば、師匠も驚くくらい風を取り込ませる事が出来ました。
イメージって大切なんですね。師匠はこれを邪道だ!不純物が!と言って怒りますが、安定解放だの結晶化だのとぶつくさ研究していることを私は知っています。

私はなんとかやっていけそうです。
もっと風の扱いをうまくなって母上を風の噂に聞けるくらいにはなるつもりです。
私からも何かご報告できることがあればこうして風に流します。
お元気で。それではまた。

「いいね!」 1

わぁ!自分のイメージからレシピのストーリーがさらに広がるなんてこんなに嬉しいことはありません(ノ๑꒪ᗜ꒪๑)ノ
こいのぼりちゃんと一緒に成長していく主人公(?)の姿が目に見えるようです(◦´꒳`◦)

お言葉に甘えてスピポ注文させて頂きましたのでお時間ある時にお願いできればと思います。

お二方とも納品しました!
ありがとうございました!